手前左から時計回りに、「ポテト&ジェノベーゼ」、「黒豚の赤ワイン煮込み」、「海老&じゃこオムレツ」

口でホロリ 黒豚赤ワイン煮込み

 小樽市中心部の市役所近くにある小さな洋食店。1990年、店主の野口芳雄さん(61)が、実家の布団店跡に開店した「コットンクロス」は、ツタの絡まる趣あるたたずまい。店内には手作りのパッチワークが飾られ、アットホームな雰囲気で親しまれている。

 「開店当初から、手に入る限り地元の素材を使ってきました」と野口さん。地産地消の手作りの味を、リーズナブルな料金で提供することを心がけている。

 人気メニュー「黒豚の赤ワイン煮込み」は、後志管内赤井川村にある山中牧場産の黒豚を使用。大きめに切った肩ロースを、赤ワインと野菜でじっくり煮込んでいる。口に入れたとたんホロリと崩れ、豚肉のうま味とソースのほのかな酸味が広がる。しょうゆの隠し味が効いた優しい味付けもくせになりそう。豚肉の入荷量が限られているため、品切れになることもあるという。

 余市町・滝下農園の自然卵3個を使った「海老(えび)&じゃこオムレツ」もお薦め。卵のこくがしっかり感じられるふわふわのオムレツは、素朴な味わい。中に入ったじゃこの塩気が絶妙な加減だ。昼はオムレツにミニサラダ、カップスープ、ご飯かパンが付くランチセット(970円)もある。

 自家栽培のバジルを使った「ポテト&ジェノベーゼ」も自慢の一品だ。道産小麦とイタリア産小麦をブレンドした生パスタを、たっぷりのバジルと松の実などが入ったソースであえている。薄切りジャガイモを加えることで、もちもちの生パスタと、ほくほくのジャガイモの心地よい食感を生み出している。

 夏場は、トマトやキュウリなど自家栽培の野菜も料理を彩る。夫婦2人で切り盛りする店のため臨時休業することもあるので、来店前の電話確認がお勧めだ。

住所 小樽市花園4の18の3
電話番号 0134・27・2959
営業時間 火―土曜午前11時30分~午後2時30分、午後5時~9時30分、日曜・祝日は正午~午後8時(ラストオーダー各30分前)
休日 月曜定休、月数回臨時休業あり
主なメニューと料金 「黒豚の赤ワイン煮込み」1393円、「ポテト&ジェノベーゼ」928円、「海老&じゃこオムレツ」648円
総席数 22席(禁煙席なし)
駐車場 1台