「望来豚モモ肉のスパイシーBBQステーキ」。サラダ、スープ、ご飯(またはパン)付き。これにセルフサービスのドリンクも付く

親子3人 料理で「幸せ」提供

 石狩の田園地帯に立つ「わがまま農園cafe」は、愛知県出身の田中勝吉さん(72)と民世さん夫妻、三女のえみさん(33)の親子3人で切り盛りする農家レストランだ。

 勝吉さんは趣味の野菜作りに本腰を入れるため54歳で会社を早期退職。「2000年に石狩市の新規就農者第1号になりました」と笑う。ジャガイモ、トウモロコシ、アスパラガスを中心に30種類ほどの野菜を無農薬で育てている。

 納屋を改造したカフェは、地元の人との触れ合いの場としてスタート。天井や梁(はり)がいい具合に古色を帯びる。調理師免許を持つえみさんが料理を、民世さんが接客を担当。メニューは肉、魚、野菜をメインにした3種類が基本だ。その日に採れた野菜や入荷した魚などの食材に応じてメニューを決め、「わがままですが、皆さんがハッピーになれる料理」(勝吉さん)を提供している。地産地消がモットーで、「肉は地元の望来豚、魚は厚田産。野菜は自家産か近郊のものを使います」と民世さん。

 この日の「肉のランチ」は、自家産の太いアスパラを添えた豚モモ肉のステーキ。かりっと焼き上げた肉に、マンゴーなどを加えたピリ辛のバーベキューソースをかけた。甘辛ソースが肉のうま味を際立たせ、地元農家直送「ななつぼし」のご飯が進む。付け合わせのクレソンの苦みも大人好みだ。

 山盛りのサラダには、新鮮な野菜がたっぷり10種類ほど入っている。この日はごまあえにしたアスパラ、紫キャベツの酢漬け、レタスなど。素材それぞれに味付けをするなど手間をかけ、ドレッシングはタマネギとしょうゆをベースにしたオリジナル。ジャガイモのスープも素朴なおいしさだ。

 「分かりにくい場所ですが、口コミでお客さまが増え、お待たせしてしまうことも」とえみさん。品切れや早じまい、悪天候による急な休みもあるので、電話をしてから出かけるのがいいだろう。

住所 石狩市八幡町高岡87の3
電話番号 080・1885・0050
営業時間 午前11時~日没(ランチは午後2時30分まで)。4月上旬から11月末くらいまで営業
休日 水曜定休と不定休あり
主なメニューと料金 「肉のランチ」「魚のランチ」「わがままサラダボウル」(季節により変更あり)各1200円、いずれもライスまたはパン、サラダ、ドリンク、スープ付き。食後のコーヒーは300円。ケーキ200円~
総席数 20席(全席禁煙)
駐車場 10台