▽第26節 札幌 0―1 愛媛 (7月26日、札幌ドーム)

 電撃?の交代劇でU―18監督の四方田(よもだ)修平が24日、トップチームの監督になった。シーズン途中にはよくある下部組織からの昇格人事である。

 意地悪な言い方をすると、別に四方田新監督がいいから指揮を任せた訳ではなく、クラブにプロチームを率いることができるS級ライセンスをもっている人材が他にいなかったからということ。

 緊急?だったこともあるが、お金があれば外部の指導者を呼んだはずだ。バルバリッチ監督がいなくなっても、その下で名塚善寛と赤池保幸がアシスタントコーチとしてしっかりチーム、選手を把握しているので路頭に迷うような混乱はないだろう。

 彼らは四方田監督とも気心が知れている仲間なので、その意味では問題ない。ただ、これから四方田監督がお飾りの監督ではなく、自分の色を出そうと頑張った時に仲良くできるかどうか。名塚コーチは高校の先輩だし(笑)。

 監督交代で一番のメリットは、ポジション争いがフラットな状態になり、選手間に競争が生まれ、チームが活性化すること。バルバリッチ監督に干されていた選手たちは、目の色が変わっているはずだ。

 愛媛戦では大きなてこ入れはなく、選手の見極めをした。就任3~4日で結果を出せるほどこの世界は甘くはない。四方田監督の仕事は札幌を再び昇格争いに復帰させることで、自分のやり方を選手に押しつけることではない。

 しかし、クビをかけてトップの監督を引き受けた以上は、自分のやりたいようにする権利が四方田監督にはあるのだ。これを機に、全員U―18出身者で固めてしまうとか…。次節の京都戦では変革が見られるのだろうか。(平川弘=サッカー解説者、元日本代表)

愛媛戦
選手名 出場 評価 ひとこと
GK
具聖潤 失点は仕方ない
DF
前貴之 ぶれ球中距離砲
櫛引一紀 ブロックしなくていい
福森晃斗 ハンドでしょ
MF
前寛之 合ったクロスは1回だけ
稲本潤一 やっと本来のプレー
上原慎也 競り勝っていたが…
宮沢裕樹 累積警告次節出場停止
堀米悠斗 パスミスで宮沢が犠牲
FW
荒野拓馬 戦術的交代だが
内村圭宏 2回決定機逃す
菊岡拓朗 結果が欲しかった
神田夢実 悪くない
都倉賢 決定機逃す

※出場は◎フル出場▽先発途中交代▲途中出場
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