「麺屋 からなり 西帯広本店」は昨年4月に開店したばかりのユッケジャンラーメン専門店。実はここのラーメン、30年近く地元で愛されてきた味。「実家の焼き肉店で人気のユッケジャンラーメンがベース」と代表の佐藤伴成さん(27)。

 スープは道内産牛テールを約20時間煮込み、3日間寝かせる。そうすることで、牛テールならではのうま味とコクが一層際立つのだとか。

 辛さは唐辛子が入らない「0辛(から)」から最も辛い「極(ごく)・玉(ぎょく)辛」の8段階から選ぶ。トッピングは鶏チャーシューやメンマ、のり、白髪ネギ、モヤシ、味付け卵、わらびと多彩。「7種全部のせ」はぜいたくだが、お得な一品。

 運ばれてきた丼(3辛)は、麺がほとんど見えないほど赤く染まっている。少し後悔しつつ、恐る恐るスープを口に運ぶ。思ったほど辛くはない。いや、辛いか? 見た目と違う、奥深い味わいに口の中も思考も混乱気味。縮れ麺にスープがよく絡み、食べ進むにつれ、額から汗がじわり。麺を残さず食べたころには、全身ぽかぽかに。

 だがこの店、これで終わらない。ラーメンを頼むと、小ライスが無料で付いてくるのだが、これと残ったスープで作る「チーズとじクッパ」が絶品。チーズのまろやかさが加わり、口の中の刺激がすーと引いていく。

 限定メニュー「いのきメン」は、牛テールスープにあご(トビウオ)だしをブレンドしたもの。名前はあの有名プロレスラーから取ったという。

 ユーモラスな一面もあるが、味は確か。寒い季節、体の芯から温まる一杯をぜひお試しあれ。

<メモ>
 「麺屋 からなり 西帯広本店」は帯広市西21南4(土日肉のびっくり市店内)。(電)070・5287・7215。営業時間は午前11時~午後9時。年末年始を除き無休。21席(平日午後2~6時喫煙可)。駐車場50台。