札幌もいわ山ロープウェイの麓にある「もいわ太陽食堂」は、沖縄家庭料理の店。「元気に営業中」の大きな看板がひときわ目を引く。ドアを開けると店長の三浦梨乃さん(39)がとびきりの笑顔で出迎えてくれた。

 神奈川県出身の三浦さんは、ご主人の転勤に伴い沖縄で暮らし、島の料理に魅了されたという。その後、札幌に移り住んだが、「道民の温かさに触れてこの土地が大好きになりました」。寒さの厳しい北海道で南国気分を味わってもらいたいとの思いで始めた店も、6年目を迎えた。

 まずは一押しの「うっちん豚しゃぶしゃぶ」をいただく。「うっちん」とはウコンのことで、生ウコンを入れた昆布とカツオのだし汁が煮立ったところに豚の三枚肉をくぐらせる。肉は優しい甘さで軟らかい。2種のポン酢が出てくるが、ここは沖縄らしくシークワーサーポン酢を試してほしい。締めに沖縄そばを注文するのもいいだろう。滋養に満ちたウコンも残さず、汁まで飲み干せば元気がみなぎってくる。

 「タコライス」は、合いびき肉とトマトをチリパウダーで炒めた具をご飯に載せ、レタスやチーズ、トルティーヤ、サルサソースなどをトッピング。よくかき混ぜて食べるのが沖縄流だ。

 沖縄の食卓に欠かせないのは「ソーキそば」。沖縄直送の麺を使い、ソーキは道産の豚軟骨を13時間ゆでて余分な脂を落としている。口の中でほどける感覚がたまらない。ピパーチ、コーレーグースといった調味料も常備し、泡盛は200種を超える品ぞろえ。南国の雰囲気漂う店内で、ちょっとした旅気分に浸ってみてはいかが?

<メモ>
 「もいわ太陽食堂」は札幌市中央区伏見5。(電)011・522・9909。営業時間は午前11時30分~午後9時(月・火曜は午後3時)。無休。28席(午後4時まで全席禁煙、夜は個室のみ禁煙)。駐車場5台。