9月末で定年退職しますが、現役のうちに北海道新幹線の開業に立ち会えるなんて、夢のようです。渡島管内長万部町の出身で1980年に旧国鉄に入りました。初任地は五稜郭駅(函館市)、84年から2年間、函館駅で青函連絡船に貨車を積み込む業務にかかわりました。

 青函トンネルが開業し、青函を結ぶ交通輸送は船から鉄路に代わりました。私は分割民営化に伴う広域異動で東京都内の駅での勤務になりましたが、新幹線がトンネルを通って北海道にやってくるなんて、まだまだ遠い先の話だと思っていました。

 函館で連絡船を送り出していた自分が、ふるさとに向かう新幹線を東京駅で見送ることができる。今からわくわくします。(聞き手・中沢弘一)=おわり