4月5日午前9時ごろ、ウトロ沖の水平線に「幻氷」が現れた。流氷の去る頃に、水平線付近に見える流氷が上に伸びるように見える上位蜃気楼を「幻氷」(げんぴょう)と呼ぶ。ほのかに赤みがかかった「幻氷」は、とても神秘的だった。望遠鏡などで覗くと、波のうねりのように流氷の帯が波打つ様子が観察された。(知床ネイチャーオフィス 藤川友敬)