イラスト・高原あゆみ

  3歳の男の子についてです。何でも自分でやろうとします。こちらが急いでいるときなど、時間がかかってイライラしてしまいます。どうしたらいいのでしょうか。

  自分でやろうとするのは「意欲」の表れです。これは、実は悩みではなくとても良いことなのですが、大変な思いもよく分かります。忙しい朝など、「早くしなさい」「急いでいるのよ」とせかしたくなることもあるかと思います。しかし、親がまず、「これは時間をとるべきことだ」と認識しましょう。

 意欲がなくなり、自分でやらなくなる方が親としては悲しいものです。小学生の親からは、意欲がなくて困っていると相談を受けることが度々あります。幼少期だと子どもがやりたい気持ちを親が面倒に思ってしまうというのは、少々、矛盾していることかもしれません。

 時間がないときは、「あなたは自分でやろうとして偉いよね。その気持ちは分かるんだけれど、どうしても時間がないので今日は私がやるね」などと伝え、交渉するといいでしょう。せっかく伸びようとしている意欲をそぐことのないよう、育んでいきたいですね。(山本直美=NPO法人子育て学協会会長)