東京や大阪など大都市部の企業を視野に就活をする北海道の学生が多くいます。就活で北海道外に飛び出すと、孤独となり、時に不安になる学生もいます。そんなときにお勧めしたいのが、就活カフェ。無料(もしくは低料金)で就活生が自由に使えるカフェです。

 設置場所は東京だと新宿や神田など、大阪だと梅田や本町などターミナル駅かビジネス街の中にあります。その多くでは無料のWi―Fi(ワイファイ)があり、充電も自由にできる電源も使えます。カフェによってはカウンセラーや採用担当者が出入りして、エントリーシート添削も含めて就活相談に乗ることがあります。

 ビジネスとしてはスポンサー企業を募り、スポンサー企業の説明会や交流会をカフェ内で開催する、というものです。

 北海道の大学によっては、道外企業を希望する学生に対して就活カフェを案内することもあります。メリットは孤独にならないことでしょう。同じ就活生がいて、お互いに話すだけでも違うはずです。

 さらにカウンセラーや採用担当者など出入りする社会人に就活相談をすることも可能。大阪市本町と東京千代田区神田神保町の2カ所で展開するキャリぷら(利用は無料。午前10時~午後9時。日曜祝日は休み)を運営する日本キャリアセンターの田辺拓也さんは「東京、大阪とも、どちらも地方学生に特化したわけではありません。ですが、さまざまな学生や社会人と交流することで得られるものがあった、と利用する学生にはよく言ってもらっています」と話します。

 このキャリぷらは2016年夏、札幌にも開設する予定だそうです。

 一方、地方の学生に特化しているのが東京新宿区の「地方のミカタ就活カフェ」。もともと、地方学生向けのシェアハウスを運営するベンチャー企業「地方のミカタ」が今年2月に開設しました。

 利用料は100円。午前6時から午後11時までオープン、荷物の預かりなども可能です。取材をした時には公立はこだて未来大の男子学生が利用をしていました。

「喫茶店の費用を考えれば、こういうカフェがあるのはありがたいです」

 エントリーシートでも企業選びでも最後は学生本人の決断が必要です。

しかし、決断の前にこうした就活カフェを使うことで相談するのもいいのではないでしょうか。機会があれば使ってみてください。188(石渡嶺司=大学ジャーナリスト)