私たちが生活で使う物は、人生の歩みとともに変わっていきます。やっと見つけたお気に入りの家具、愛用していた食器も、いつかは使わなくなる時がきます。

 使わなくなったお気に入りの物は、無理に手放さなくてもよいのです。保留箱や思い出箱に入れて押し入れにしまうほか、スペースに余裕があるのなら「いつか使う思い出の品」とラベルを貼って、使わない部屋に置くのでも構いません。

 でも、もしも自分に何かあった時、残された物を「家族が片付けなくてはならない」というのなら、物が大量にあると大変です。

 まだ使えるものをリサイクルショップに売る、寄付先を探す。捨てる場合には分別する、個人情報を消す…。一つ一つの作業をきちんとこなすには、膨大な時間と手間、お金もかかります。お宝の山はできるだけコンパクトにしましょう。

 片づけは何よりも今の生活を快適にして充実させるために、そして持ち物を生かすために行うもの。物の量と生活のしやすさは反比例します。電化製品でたとえるなら、「使わない機能が多すぎるタイプより、シンプルな方が使いやすい」というのと同じことです。

 片付け上手になる一番の秘訣(ひけつ)は、物を持ちすぎないこと。物を手放した後は、爽快感、スッキリ感が必ず待っています。1年間ありがとうございました。(松浦亜矢・整理収納アドバイザー=岩見沢市在住)

 「片付け上手」は今回でおわります。