高齢の犬が脳の老化によって、住み慣れた場所で動けなくなったり、昼夜逆転したり、失禁したりすることがある。これらを犬の認知機能不全症候群(認知症)という。根治する治療方法はないが、早期の発見と治療が大切だ。

 札幌市手稲区の看護師三浦裕子(ゆうこ)さん(55)のメスの柴犬萌(もえ)(15)は昨夏、自宅で留守番中に倒れた。帰宅した三浦さんは萌をかかりつけの「えのもと動物病院」(札幌)に連れていき、柄本浩一(ひろかず)院長(57)から認知症か何らかの脳障害の疑いがあると診断された。