北朝鮮をめぐる情勢が緊迫し、アメリカは軍事力行使の可能性も否定していない。この機会に日本にとっての戦争とは何を意味するか、考えなければならない。

 憲法9条を保ってきた戦後日本について、しばしば平和ボケという批判が行われてきた。しかし、平和ボケしてきたのは、防衛力増強や日米軍事協力に熱心な保守派を含む日本人全体だったのではないか。この点を鋭く突いたのは、政治学者、松下圭一が1981年に書いた「都市...