【和寒】緑化運動に貢献した人に贈られる緑化功労者(国土緑化推進機構主催)の2016年度表彰で、町内三笠の林業、吉田昭八さん(83)が林野庁長官賞に輝いた。道内からはただ1人で、吉田さんは「山を通して今も若い世代とつながれる。名誉な賞を頂きありがたい」と喜んでいる。

 和寒で生まれ育った吉田さんは町内に計13ヘクタールの人工林、天然林を所有。小学生の時、酪農家の父とトドマツを植栽したのが林業に触れた始まりだった。家業を継ぎ、30代で購入した土地を牛の放牧地にしようとしたが、採石場として開発されたためにかなわず、会社員に転職した。転職後も、所有する土地にカラマツを植えるなど緑を増やす取り組みを続けてきた。

 モットーは「楽しみながらの森づくり」。間引きの際に出る、木材にできない木は木炭に加工する。手作りの土釜で焼いた炭はバーベキューに適していると好評で毎年、近所に無償で配る。道内外に住む6人の孫と一緒に植樹も行い、昨年からは森林の役割を教える「木育」の授業を和寒小で始めた。