【美深、音威子府、中川】JR北海道から利用低迷を理由に廃止の意向を伝えられていた上川北部の宗谷線の無人駅3駅が、4月以降もJRの管理費負担で当面存続することになった。南美深駅(美深町)、筬島(おさしま)駅(音威子府村)については各町村が維持費を負担することを決めたが、歌内駅(中川町)は町がJRとの協議を拒否。このため、3町村の対応に大きな差がある中、JRは結論を先延ばしして、当面存続させることにしたとみられる。

 JRは昨年7月、3駅について、1日平均乗車人数(2011~15年の調査日の平均)がいずれも1人以下として、3月のダイヤ改正に合わせて廃止する意向を3町村に伝えていた。

 これを受け、美深町と音威子府村の2町村は駅の存続が必要として、除雪費や光熱費などの維持管理費を負担することを決定。美深町は30万円、音威子府村は90万円を2017年度一般会計予算に盛り込み、3月末に駅舎管理についてJRと協定を結んだ。美深町の山口信夫町長は「住民にとって駅は重要」、音威子府村の佐近勝村長は「将来の通学利用が予想される」と話す。一方、中川町はJRの姿勢に反発し、JRとの協議を拒否した。