【羽幌】「甘エビ水揚げ日本一」を誇る羽幌町が、記録的な不漁だった昨年に続き、今年も漁獲不振に見舞われている。24、25日の「はぼろ甘エビまつり」を前に、十分な販売量を確保できない恐れも出てきた。実行委は「少しでも多くの人が買えるように」と箱売りを2キロ入りから1キロ入りに変更し、1人1箱に制限することを決めた。関係者は漁模様の回復を願い、気をもむ。

 10日午後7時、羽幌港にエビかご漁船が相次いで帰港した。水揚げされるエビは例年に比べて少なめ。第58三栄丸(19トン)の船長村上忍さん(58)は「不漁だった昨年より悪い。エビはどこにいるんだ」と顔をしかめた。エビ漁は6月下旬から最盛期を迎える。村上さんは「まつりまでに何とか回復してくれないと」とつぶやくように話した。

 北るもい漁協(本所・羽幌)によると、エビ類の漁獲量は4月が前年比57トン減の160トン、5月も同77トン減の203トンにとどまった。6月は例年なら400~500トンだが、不漁だった昨年は354トンで、今年もこれまでのところ前年割れが続いており、どこまで復調するかは不透明だ。