函館市西部地区の大三坂付近にある市指定の伝統的建造物(伝建)、旧北昇電機株式会社社屋(末広町15)が、明治42年(1909年)の建築時の状態に復元されることになった。長い年月を経て外装などが現代風になっていたが、所有者が変わったことを機に市などの補助を利用して全面改修し、今秋にも完成する予定だ。

 旧北昇電機株式会社社屋は木造2階建て。改修費は3千万円規模になる見通しで、市や国、道が計700万円を補助する。4月下旬から内装工事が始まった。

 文化財保護法に基づいて市が指定した伝建は、西部地区に77件ある。このうち数件は所有者の高齢化、相続などで空き家の状態で、修繕や本格的な復元ができない建物も目立つ。旧北昇電機株式会社社屋も空き家だったが、新しい所有者の意向で、明治期の和洋折衷に復元することになった。改修後は1階部分にテナントが入る予定。