道南の1次産業の現場で外国人技能実習生の受け入れが広がっている。函館市のえさん漁協は17日、市内漁協では初めて、漁船乗組員として外国人技能実習生を受け入れた。農業でも従来の栽培や収穫作業以外に、新たな野菜の選果・出荷施設での受け入れを模索する動きが出ている。

 「よろしくお願いします!」。17日昼すぎ、えさん漁協本所に、インドネシア出身の実習生3人が日本の人材育成コンサル会社社員に付き添われて到着した。3人は全員20代。緊張した面持ちで1人ずつ日本語であいさつし、受け入れ先の漁師と顔を合わせ、昼食を取りながら歓談した。

■初の漁船員に

 3人はインドネシアの実習生送り出し機関で選抜され、3~4カ月、日本語を学習。4月中旬に来日し、1カ月間、千葉にある同社の教育センターで日本語や漁業器具の名称などを学んだ。今後、それぞれ組合員の小型イカ釣り漁船(30トン未満)に乗り、北陸沖や北海道周辺などで漁をしながら最長3年間、技能を習得する。