帯広柏葉高新聞局は26日、18歳選挙権などを特集した「柏葉高新聞」を発行した。1面には住民票を足寄町の実家に残したまま帯広市内で下宿しているため、「生活実態がない」として参院選の選挙人名簿に登録されなかった3年の男子局員(18)のルポを大きく掲載。また熊本地震の被災地に派遣された陸上自衛隊第5旅団(帯広)の訪問記なども盛り込み、3年の対馬雪乃局長(17)は「視野を広げて各方面に取材し、充実した紙面になった」と話す。

 男子局員はルポで、若者グループ「SEALDs(シールズ)」の取材などを通して投票への意欲が高まったが、投票できないことが分かり落胆したことや、選挙権を得ようと足寄町選管や総務省に掛け合った経緯を記載。「今後、僕が選挙に行く時は誰よりもその重みを噛みしめて投票したい」と結んだ。

 記事を書いた男子局員は「投票に行った同級生がうらやましかった。(自治体間で対応に差がある状況を)平等にしてほしい」と訴える。新聞局では、近いうちに紙面を総務省に郵送する考えだ。

 また18歳選挙権の特集では、校内アンケートで「選挙に行った」と回答した生徒が87%で、総務省が公表した18歳の投票率51・17%より高かったことを取り上げた。一方で、投票率は高かったものの、政策を意識して投票した生徒が少なかったことも指摘した。

 特集を担当した3年の鑓水(やりみず)祐輔さん(18)は「『政治に関心を持て』と言われるが、学校で政治に関心を持てるような授業をしないと難しいと感じた」と取材の実感を振り返った。

 紙面ではこのほか、災害時の避難所の認知度が生徒の中で低いといった話題から、恋人がいる生徒の人数調査など軟らかいテーマまで幅広く扱っている。

 タブロイド判20ページ。紙面は今後、三つのコンテストにエントリーする。(米田真梨子)