【幕別、浦幌】JR北海道のダイヤ改正で道内10カ所の無人駅が3日、廃止され、十勝管内でも稲士別駅(幕別町)と上厚内駅(浦幌町)が長年の歴史に幕を閉じた。両駅には道内外から鉄道ファンらが駆けつけ、別れを惜しんだ。

 普段はほとんど利用者がいない稲士別駅もこの日、カメラやビデオカメラを手にした人々が相次いだ。午後6時20分すぎ、同駅に停車する最後の列車が到着すると、待ち構えていた約10人が一斉にシャッターを切った。その後、JRの関係者らがホームの掲示板から運賃表と時刻表を外した。横浜市の会社員松原政明さん(47)は「学生時代から何度か訪れていた駅。板張りの乗降場は貴重。なくなるのは残念」と話した。