JR北海道の4日のダイヤ改正で、石北線の特急オホーツク(網走―札幌間)4往復のうち始発、最終を除く2往復が特急大雪となり、旭川駅止まりに変わった。客層が異なる土曜日と平日、記者が乗り継ぎを体験した。

 今回の改正では特急オホーツクの網走駅の始発が、従来より24分早い午前5時56分となった。乗り換え不要とはいえ、乗客はどう感じているのか。まず、4日午前6時45分ごろ、北見駅に着いた札幌行きの特急オホーツク2号(5両編成)に乗った。網走市の会社員金子信子さん(60)、娘で団体職員の翔美(しょうみ)さん(23)は「朝4時に起きなければならないから大変」と眠そうだが、冬場は始発を使うそうで「車は冬道がおっかない。乗り換えがなく、バスに比べて車内も広い」と理由を話した。記者は途中駅で降り、北見に戻った。

 午前8時55分ごろ、旭川行きの大雪2号(4両編成)が北見駅に到着。乗客のほか、一眼レフカメラを構えた鉄道ファンもホームで出迎えた。鉄道写真の撮影歴60年余りという北見市の吉田光雄さん(70)は「ぐっとくる」と感慨深げ。1992年まで網走~旭川間を走った急行「大雪」の名称を復活させた特急で、車両前後のヘッドマークに当時と同じ青地に白い雪山があしらわれていたからだ。

■最短でも30メートル先

 約30人の客と一緒に乗り込み、ほかの7人と同じ1号車の自由席(68席)に座った。特急オホーツクと同型のディーゼル車で、エンジン音は騒がしい。午前11時50分ごろ旭川駅3番ホームに到着。降りると、向かいの4番ホームにライラック22号が待っていた。

 乗り換え時間は約10分。ホームは弁当を買う客らで混雑していた。JR社員が案内の看板を掲げていたが、札幌に向かう北見市の60代女性は「どの車両が自由席か分からない」と困り顔。大雪の自由席は後ろ側の1、2号車だが、ライラックは先頭側の6、5、4号車。自由席を乗り継ぐ場合、大雪の1号車からは最短でも約30メートル歩かなければならず、高齢者やベビーカーの利用者には負担が大きいと感じた。(菊池圭祐)