札幌・ススキノを舞台にした人気映画シリーズ「探偵はBARにいる3」の撮影が、札幌市や石狩市などで行われている。道内ロケは2月に始まり、市民エキストラによるクライマックスシーンなど終盤を迎えた。主演で探偵役の大泉洋さん(43)=江別市出身=に3作目への思いや地元での撮影秘話を聞いた。

 ――探偵とその相棒が、ススキノの友人や依頼人のために、身の危険にさらされながら殺人事件などの真相に迫るシリーズ。4年ぶりとなる3作目ですね。

 「いろいろな映画がありますが、ここまで札幌を中心に撮る映画は少ない。(市民も)北海道の映画として誇りに思ってくれているのではないでしょうか。シリーズ3作目となり、より浸透していると感じます」

 ――1作目では、探偵が拉致され雪原に埋められたり、2作目では大倉山ジャンプ競技場(札幌市中央区)のジャンプ台に立たされたりと毎回、大変な目に遭っています。今回は小樽市内の漁港で過酷な撮影があったと聞きました。

 「僕が船に縛り付けられ、真冬の海に出るシーンがあります。撮影している間、本当に寒くて、風がやむと『暖かい』と感じるくらいでした。本当にきつかったのですが、苦労するカットじゃないと、映画はおもしろくなりません」

 ――2月に石狩市内で行われた撮影では、厚田の住民から豚汁や豚まんの差し入れがあったそうですね。

 「寒い中の撮影だったので、温かいものはうれしかったです。撮影終わりに、地元の漁師の方が手作りのいずしを持ってきてくれました。今まで食べたことがないくらいおいしかった」

 ――今月6、7日、サッポロファクトリー(中央区)で、エキストラ計2千人を集めて行われたクライマックスシーンの撮影はいかがでしたか。

 「平日の昼間にもかかわらず、たくさんの人に集まっていただきました。道内ロケは非常にスムーズに進んでいます。この映画に親しみを感じ、協力してもらっています」