道はトヨタ自動車と、道内農家の生産効率化や経営改善に向けた連携協定を結ぶ。トヨタが自動車製造で培った「カイゼン」と呼ばれる生産管理手法を、道内の生産現場に応用する。道内農家の戸数減少や高齢化が進む中、経営感覚に優れた人材の育成など農業のレベルアップにもつなげる。この分野でトヨタが個々の農家などと連携したケースはあるが、都道府県と協定を結ぶのは初めて。大規模農家が多い道内での試みが注目されそうだ。

 両者は月内にも協定を結ぶ。トヨタが2014年に開発した農業管理システム「豊作計画」の大規模農家への導入検証をはじめ、農業の生産効率化や、経営感覚に優れた担い手の育成などに関して協力する。今春以降、道内各地で開く説明会で導入検証のモデルとなる大規模農家やコントラクター(農作業請負組織)などを複数募り、3年ほどかけて検証しながら、道内生産現場での普及を目指す。