道内産のアスパラガスの高値が続いている。札幌市中央卸売市場では昨年の同時期と比べ1キロ当たり100円高く、取扱量も2割減と落ち込んでいる。昨年7~9月の日照時間不足で根に十分な栄養を蓄えることができなかった影響が大きく、農家からは例年の6月下旬より早く収穫が終わってしまうのではとの声が聞かれる。

 札幌市中央卸売市場によると、4月の道産品の取扱数量は前年同月比23%減の117トン。取扱金額も同15%減の1億9726万円で、4月としては3年ぶりに2億円を下回った。品薄から価格は上昇し1キロ当たり1679円と4年ぶりに1600円台で取引が進んだ。5月以降も取扱量の減少と価格の上昇という流れに大きな変化はないという。

 道内全域で出荷量が落ちているのは、昨年秋の天候不順の影響が大きい。収穫を終えたアスパラは7~9月に光合成で養分を根に蓄える。翌年の収穫量はこの時の根の糖度に比例すると言われており、昨年の初秋に天候不順が続いた道内は、早くから2017年産の出荷量が厳しいと予想されていた。