【釧路】外国人観光客がスマートフォンを使い、現金を使わずに食事や買い物などができる実証実験が今夏、釧路市で行われる。多言語に応じたアプリを用意し、利便性を高める。来春まで続けて消費動向を分析し、きめ細かなサービスの提供につなげる狙い。

 先進的なサービスを提供し、訪日客の増加を狙った経済産業省のモデル事業。同様の実験は昨秋から関東や関西で行われ、道内では唯一、釧路が選ばれた。広告大手の博報堂プロダクツ(東京)が事業を担い、釧路市をはじめ、釧路観光コンベンション協会など計9団体が参画する。

 専用アプリは英語や中国語、韓国語など最大11言語に対応させる。アプリは観光をする際の目的別に五つ用意し、外国人にインストールしてもらう。観光施設や飲食店では現金を不要とし、スマホで決済する。実際の支払いは個々のクレジットカードなどで引き落とされる。実験に参加する飲食店では、外国語に翻訳されたメニューがスマホ画面に表示されるようにする。スタンプラリー形式で観光施設や景勝地などを観光できるよう、見どころなどの情報も随時発信する。