日銀は3日、3月の企業短期経済観測調査(短観)を発表した。企業の景況感を示す業況判断指数(DI)のうち、景気動向の目安とされる大企業製造業はプラス12で、昨年12月の前回調査から2ポイント上昇し、2四半期連続で改善した。海外経済の回復や円安で輸出が上向き、企業心理を押し上げた。

 大企業製造業のDIのプラス12は、近年では2015年12月短観と同じ水準。中堅・中小企業を含む全規模全産業は3ポイント上昇のプラス10となり、3四半期連続で改善した。

 大企業製造業16業種のうち、12業種で改善、4業種で悪化した。円安や好調な海外経済を受けて輸出が好調だった自動車や汎用(はんよう)機械、電気機械が上昇した。一方、円安で輸入原材料価格が上がった紙・パルプなどは悪化した。

 大企業非製造業は2ポイント上昇のプラス20。改善は1年半ぶり。訪日外国人客の需要が堅調だった小売りなど8業種で上昇した。

 道内に多い中小企業をみると製造業は4ポイント上昇のプラス5、非製造業も2ポイント上昇のプラス4で、いずれも3四半期連続で改善した。