岩見沢市と三笠市でワイン用ブドウを栽培するKONDOヴィンヤードの近藤良介代表(43)とさっぽろ藤野ワイナリー(札幌市南区)は、ワイン発祥の地とされる東欧のジョージアの伝統製法で造ったワインを夏にも販売する。陶器のかめ「クエブリ」に皮や小枝が付いたままのブドウを入れ、そのまま発酵させる製法で、数千年の歴史を持つとされる。昨秋に仕込んだ試作の出来は上々。2人は「もっとおいしくなるはず」と意欲を燃やす。

 この製法のワイン造りは約10年前に十勝管内池田町でも行われた。近藤さんは一昨年、同製法のワインを偶然飲み、「豊かな味」に衝撃を受けた。自身が助言役を務める藤野ワイナリーの醸造担当浦本忠幸さん(27)にも飲んでもらい「道内の土で焼いたかめで道産ブドウのワインを造ろう」と意気投合。昨夏、オホーツク管内斜里町の斜里窯に高さ1メートル、直径最大70センチのかめを4個作ってもらった。