第8回冬季アジア札幌大会が19日、開幕する。これに先立ち、あすからはアイスホッケーとカーリングの競技が始まる。

 札幌を主会場に、32の国と地域の選手が26日まで、5競技64種目でその実力を競う。

 参加する選手、役員は約2千人に及び、1972年の札幌五輪を上回る。

 道内で開かれる冬季スポーツ大会としては過去最大規模だ。それだけに、札幌市などが目指す2026年冬季五輪・パラリンピック招致に向け、開催能力を示す絶好の機会になろう。

 たくさんの応援としっかりした運営で大会を成功させ、アジア各国から訪れる選手や役員に満足感を持って帰国してもらいたい。

 札幌で冬季アジア大会が開かれるのは、第1回(1986年)、第2回(90年)に続き3回目だ。

 第2回の参加は10カ国・地域の約440人だった。今回の大会はそれをはるかに超えた。冬季スポーツがアジア各地に広がっていることをうかがわせる。

 とりわけスピードスケート、フィギュアスケート、ショートトラック、カーリングなどは世界レベルの競い合いが見られそうだ。

 日本勢の活躍も楽しみである。

 アイスホッケー女子は平昌(ピョンチャン)五輪出場を決めた日本代表が臨み、カーリング女子は昨季の世界選手権準優勝のLS北見が出場する。

 アルペンスキーは、今季ワールドカップで健闘する湯浅直樹選手が挑む。

 明治北海道十勝オーバル(十勝管内芽室町)が会場となるスピードスケートは、女子500メートルで今季絶好調の小平奈緒選手が、バンクーバーとソチ両五輪の女王、李相花選手(韓国)と対決する。

 姉妹で出場する地元の高木菜那、美帆両選手への期待も高い。

 一方、国際的なスポーツ大会の魅力は競技だけではない。

 札幌市豊平区の小学生たちは、英語や中国語の応援メッセージを添えた手作りの飾りで、区内の会場を彩る。

 約4600人の大会ボランティアとともに、道民みんなが、選手や観戦に訪れる外国人客を温かく迎え、アジアの人たちとつながりを深めたい。

 雪質の良さ、冬季スポーツ施設の充実ぶりと相まって、体験型観光地としての北海道の評価を高めることにもなる。

 そうした取り組みが、26年冬季五輪・パラリンピックの実現を後押しするのではないか。