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2016年09月26日 月曜日(先負)

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お静かに

「お静かに」。テニスの試合では審判がこう呼び掛ける場面をしばしば目にする。静寂の中、渾身(こんしん)のサーブが相手コートに向かう。そして激しいラリー。決着がつくと観客席から大歓声がわき起こったり、一斉にため息が漏れたり。こうした息詰まる緊張感もスポーツ観戦の醍醐味(だいごみ)だろう▼同じような光景が、先に閉幕したリオデジャネイロのパラリンピック大会でも繰り広げられた。その一つがゴールボールだ▼アイシェード(目隠し)を着けたコート上の3人の選手が、相手が転がすボールの中で鳴る鈴の音を頼りに体を張ってゴールを防ぐ。当然ながら、プレー中に音を出して応援することは厳禁。ぴーんと張り詰めた空気がテレビの画面を通してもひしひしと伝わってきた▼日本ゴールボール協会の公式サイトによると、もともとは戦争で視覚に障害を受けた軍人のリハビリテーション効果を促進するために考案されたという。3人の守備位置やどんな球を転がすかなど、対戦相手とのさまざまな駆け引きもあり、奥が深そうだ▼リオ大会では日本女子が準々決勝まで進んだ。4年前のロンドン大会では金メダルを獲得している実力派。次の東京大会が楽しみになってくる▼リオをきっかけにスポーツとしての知名度は上がったはず。4年後に向けて観戦の機会が増えてほしい。そうすれば、「お静かに」という観戦マナーへの理解も広がる。2016・9・25

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