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2017年03月23日 木曜日

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時代遅れ

子どもが椅子から滑り落ちたが、妻は読書に熱中していて気が付かない。すかさずツレ(夫)が突っ込む▼「キミは男脳だからコドモが目の前にいても全然見えてないんだよ」。女脳は男脳と違って子どもに注意を払いながら家事もできるが、それを持つのは女性とは限らない―▼漫画家細川貂々(てんてん)さんの作品には、専業主夫であるツレがよく登場する。ツレが家庭に入るようになったのは、うつ病になったのがきっかけという。2人が支え合う様子は映画「ツレがうつになりまして。」にもなったが、今や妻が稼ぎ、夫が家事をする光景は珍しくもない▼時代とともに家族の形はさまざまになり、行政も現状に合わせて制度を見直している。それだけに法服を着た人たちの頭の中は、いつの時代をさまよっているのかと考え込んでしまった▼地方公務員の遺族補償年金を巡る判決である。遺族が妻の場合は年齢に関係なく受け取れるのに、夫は55歳以上に限られている。最高裁は男女の平均賃金に差があるなど妻の置かれた厳しい状況を理由に、現行制度は合憲とする判断を示した▼男性でも困窮している人はいるし、女性でも裕福な人はいるのに。遺族の所得を受給基準にするなら分かるが、性で区別する理由は理解できない。男、女の文字の違いばかりが頭にちらついたのか。ジェンダー川柳を思い出す。<男でも女でもなく人として>(内山宏)2017・3・23

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