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2017年03月30日 木曜日(大安)

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暗い夜道

「きれいはきたない。きたないはきれい」▼シェークスピアの悲劇「マクベス」で魔女が唱えるせりふは含蓄に富む。白なのか黒なのか。あるいは灰色だったりして。森友学園問題を巡るやりとりを見ていて頭に浮かんだ▼籠池(かごいけ)泰典理事長が「安倍首相から昭恵夫人を通じて100万円の寄付を受けた」と発言した。国会で「妻も私も寄付集めに関わっていない」と述べていた首相は寄付を否定している。学園の教育方針では共鳴し合っていたはずなのに▼発言の真偽の程は証人喚問まで持ち越しになったが、偽証すれば罪に問われる。喚問に踏み切った与党、金額まで口にした理事長とも相当の覚悟があるのだろう。いずれにしても、どちらかがうそをついている▼1950年代に米大統領選に出馬したことがあるアドレー・スティーブンソンは「うそは神に対してはとんでもないことだが、目の前のトラブル解決に役立つ」と語った。政治家の間ではうそで逃げ切れる場合もあるのかもしれない。でも、関心の高い森友問題の場合、トラブル処理の感覚でうそをついていたとしたら国民に見放される▼「マクベス」の中にこんなせりふもある。「どんなに長くても夜は必ず明ける」。政治に託された課題は山ほどある。いつまでも、国会が足取りのおぼつかない暗い夜道の散歩のようでは困る。早く疑惑を解明して、暮らしの視界を広げてほしい。2017・3・18

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