講演会「憲法はどこへ―家族を考える」(北海道新聞社主催)が20日、札幌市中央区の道新プラザDO―BOXで開かれた。結婚や家族について書いた憲法24条をテーマに、ジェンダーや家族問題に詳しい清末愛砂(きよすえあいさ)室工大准教授(憲法)と、性的少数者の権利を守る活動を行う北大名誉教授の鈴木賢明治大教授(比較法)が現状や課題を語った。

 約100人が参加。清末准教授は、24条の意義について「2項の『個人の尊厳』という言葉が特に重要。多様性を尊重し、家族内の差別や暴力を克服するための根拠条文にもなる」と説明。さらに「戦前の軍国主義と密接に結びついた『家制度』を廃止したという点で、9条で掲げる平和主義につながる」と話した。