【釧路】釧路市動物園は8日から、国の天然記念物で絶滅危惧種のシマフクロウの卵をワシミミズクに温めてもらう試験に取り組む。同園で飼育するシマフクロウの雌「ムム」が抱卵を放棄したため。同園は「シマフクロウの卵を近縁種に育ててもらう取り組みは全国的にも例がない」と話している。

 卵を託されるのはワシミミズクの雌「ユラ」。つがいの雄「シアン」は、ひながかえった後に餌の運び役として期待されている。同園には卵を預けられるシマフクロウのつがいがいないため、近縁種のつがいに預けることにした。同園は昨年、実験的にユラとシアンのつがいにエゾフクロウの卵を預け、ひなが無事に育った実績がある。