昨夏の道内の台風被害による加工用ジャガイモ不足の影響で、大手菓子メーカーがポテトチップスの一部品目の生産休止・終了を決めたことを受け、消費者の間で「ポテチ争奪戦」が始まっている。転売目的で大量に購入する例もあるとみられ、販売制限に踏み切る店も出てきた。

 「小さいころから大好きな味。しばらく食べられなくなる商品もあるので買いに来た」。札幌市西区のコープさっぽろにしの店を13日訪れた中央区の男性会社員(20)は、カルビー(東京)が生産休止としたポテトチップス「ピザポテト」を大事そうに手に取った。

 ジャガイモ不足で、メーカーは生産を主力商品に絞らざるを得ない状況で、カルビーは計33品目、湖池屋(東京)は計16品目を生産休止・終了にした。

 コープさっぽろにしの店では8日ごろから生産休止・終了が決まった品目を中心に売れ始め、ポテトチップスの1日の売り上げは通常の約2倍に。担当者は「これまで平日の営業時間内に商品を補充することは少なかったが、ここ数日は1日2、3回は補充している」と話す。