【標茶】16日午前8時10分ごろ、釧路管内標茶町塘路の山林で、同管内鶴居村の男性会社員(54)がクマに襲われ、頭や顔などにけがを負った。男性は道警のヘリコプターで釧路市内の病院へ運ばれたが、命に別条はないという。

 弟子屈署などによると、男性は山菜採りのため、16日朝から1人で山林に入った。現場は国道から5キロほどで、林道に止めた車から約300メートル離れた地点でクマに襲われたという。男性は襲われた後、持っていた携帯電話で110番した。地元の猟友会が周辺を捜索したが、クマは見つかっていない。標茶町は付近の林道を通行止めにした。

 標茶町塘路の山林では2015年1月、林業作業員がクマに襲われ死亡する事故が起きている。道警によると、今年に入って道内でクマに襲われて負傷者が出たのは初めて。

 16日には伊達市大滝区本郷町で、捕獲用の箱わなに体長約1・5メートル、体重105キロの雄のヒグマ1頭がかかっているのを猟友会員が見つけ、駆除した。