2月に開催された冬季アジア札幌大会の開催経費が64億3千万円となり、最終的な予算に比べ約4億3千万円圧縮されたことが14日、大会組織委員会(事務局・札幌市)のまとめで分かった。参加選手、役員の移動のための輸送費を節約し、ドーピング検査を簡素化したことなどで経費を削減した。

 市は開催経費について、大会を招致した2011年には03年の青森大会を参考に35億円と試算。ところが参加選手、役員が想定の2倍の約2千人となり、警備費や輸送費なども増えたことから、最終的な予算は68億6100万円に膨らんだ。

 大幅な経費増を受け、組織委は大会主催者のアジア・オリンピック評議会(OCA)と調整。OCA役員専用車や選手バスの運行本数を削って輸送費を減らしたほか、ドーピング検査数や競技運営に携わる役員も、最低限に抑えるよう努めた。